マツダ、米に独自の新工場計画

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マツダが米国に独自の新工場建設を検討していることが十七日、分かった。北米で今後、大幅な販売拡大を見込むため、現地生産体制の強化が必要と判断した。二〇〇七年度から始まる次期中期計画に建設候補地などを盛り込む予定で、今年末にも結論を出す。100%出資の海外工場を建設すれば、一九八七年に稼働した米国生産会社(旧MMUC)以来、約二十年ぶりの大規模事業となる。(寿山晴彦)

マツダは並行して、米フォード・モーターがリストラで閉鎖する北米の工場を大幅改修して使う可能性も探っている。コスト負担は独自工場建設より少ないものの、生産方式などで制約を受ける懸念があるため、現在、両案のコストや収益性などを精査している。

MMUCは九二年にフォードと50%ずつ出資する合弁会社オートアライアンス・インターナショナル(AAI)となっており、100%出資工場が建設されると、海外で唯一の独自工場となる。

本年度、北米で二種類の新型スポーツタイプ多目的車(SUV)を発売し、前年度比11%増の大幅な販売拡大を見込む。いずれも本社宇品工場(広島市南区)から輸出するため国内の総生産台数は生産能力の上限に迫る九十九万八千台に達し、現地生産の拡大を図る必要が出てきた。

ただ、独自工場の経営を採算に乗せるには、最低でも年産約十五万台の規模が必要。今後、北米に投入する新型SUVなどの売れ行きが、新工場の建設を判断する大きな焦点となりそうだ。

本年度は、三カ年の中期計画(マツダモメンタム)の最終年度に当たり、現地生産の増強策は次期中期計画に盛り込む予定で検討中。輸出比率が高いと為替変動リスクを抱え、最近の円高傾向が新工場建設の検討を加速させる可能性もある。
posted by evolv at 21:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
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